鍵が抜けにくい、差しにくいときは下記の手順をお試しください。
鍵穴に市販の潤滑油をさすのは、故障の原因となります!
鍵穴に、油や市販の合成潤滑油(CRC、シリコンスプレー)などをさすのは絶対おやめください。油に埃がつき鍵穴内部で粘着するため、すぐに作動不良になり、故障の原因になります。
■ STEP.1
掃除機を鍵穴につけ、左右にふって、中のゴミを吸い出します。
★ポイント
掃除機を使うと、簡単にゴミが取れますが、パソコンのキーボードのゴミを飛ばす「エアダスター」等でもOKです。
■ STEP.2
鍵も、古い歯ブラシ等で軽く掃除しましょう。
★ポイント
特に、ディンプルキーは定期的にお手入れを。くぼみが多く、汚れがたまりやすいため丁寧にブラッシングしてください。
■ STEP.3
メーカー指定の潤滑剤を鍵穴に少量スプレー、もしくは鍵の切り込みを鉛筆で強めに黒くなぞり、数回鍵穴に抜き差しましょう。
★ポイント
住居用鍵専用の油の含まれていない潤滑剤で鍵の滑りをよくすることが出来ます。
もしくは、鉛筆の黒鉛でも代用できます。鍵の切り込み部分を鉛筆で強めになぞり、数回鍵穴に抜き差しましょう。終了後、鍵についた黒鉛はふき取りましょう。
潤滑剤は、ご使用の鍵に合った錠前メーカーの専用品をお使いください。
*美和ロックサービス代行店(SD店)でお取り扱いしています。
*業務用サイズもご用意しております。
取り付けねじのゆるみにご注意ください。
錠前をご使用いただいていると、取付けねじがゆるんでガタついてしまう等の不調が生じることがあります。取り付けねじがゆるんだままご使用されますと、ハンドルが外れて使用者が転倒し怪我を負ったり、扉の開閉ができなくなるなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。
【ご確認方法】
ハンドルやノブを上下に揺する、または内外に押し引きする等して、ゆるみがないか点検してください。ガタついていたり、ねじの頭が飛び出してきている場合は、取り付けねじを増し締めしてください。ご使用頻度の高い扉の場合は定期的な点検・増し締めをお願いいたします。
【代表的な製品の取り付けねじ】
【ねじ締めに関するお願い】
ねじを締めるときには、ねじに合ったドライバーを使用し適正な締め付けトルクで締めてください。締め付けが弱いと、ご使用にともない早期にゆるみが生じ、部品がガタついたり外れたりするおそれがあります。
小ねじの推奨締め付けトルク※呼び2番のドライバーをご使用ください。
4mm ねじ(錠前に使用される一般的なねじ):1.5Nm(1.4Nm~ 1.9Nm)※
5mm ねじ(大きな長座等をとめるねじ):3.0Nm(2.9Nm~ 3.9Nm)※
- ※人によって異なりますが、片手で強く締め込みますと、おおよそ4Nmほどのトルクがでます。これを目安にしていただき、しっかりと締め付けてください。
- ※電動ドライバーなどをお使いのときは、そのトルククラッチの設定を、上記( )内のトルク値になるように調整してください。
- 注意:
- 締め付けトルクが高い『インパクトドライバー』は、使用しないでください。締め付けトルクが強すぎると作動に支障をきたしたり、ねじが取り外せなくなったり、折れる場合がありますのでご注意ください。
増し締めの方法がわからないときは、弊社お客様相談室にお問い合わせいただくか、お近くのサービス代行店に作業のご用命をお願いいたします。
ハンドルにぶら下がったり、足場や手すり代わりにしないようご注意ください。
ハンドルやノブは回転しますので、ぶら下がったり、足場や手すり代わりに使うと、握りそこなって転倒したり滑り落ちてケガをしたりしてしまうなど大変危険です。事故に至らなくても、無理な力が加わり取り付け状態が狂い正常に機能しなくなったり、錠前が破損するおそれもあります。
また、扉の周囲で身体を保持することが必要な場合は、別途手すり等を設けていただきますよう、お願いいたします。
ハンドル、ノブ、ラッチボルト、フロント、ストライク等にぶつからないようご注意ください。
ストライクの穴部やハンドルと扉の隙間に指や腕などの身体を差し入れることは、擦傷・骨折などのおそれがあり危険です。
また、錠前には他にも尖った部品やフック状の部品、また穴になっている部分などがありますので、扉を通過する際には身体や衣服などが部品に接触しないようご注意ください。
ご同行の方にもご配慮いただきますようお願いいたします。また、ゆるんだねじの頭やねじ緩みで部品が出っ張っていると、使用者が大きな傷を負うこともあり得ます。
外れかけた部品やゆるんだねじを見かけたときには、ねじの締め付け・増し締めをお願いいたします。
扉の急激な開閉にご注意ください。
強い風が室内を通り抜けているときや、レンジフードの作動で室内外の気圧差があるときには、扉が勢いよく開いたり強く閉まったりすることがあります。
急な扉の動きが原因で、ハンドルなどに引かれて体勢を崩し転倒したり、扉に身体を挟まれたり、錠前部品に強く接触する等の事故につながるおそれがあります。
風に押された扉は想像以上に早く強い力で動きますので、急な扉開閉のおそれのある環境では、お子様やご高齢の方は単独で操作しない等、ご配慮をお願いいたします。
扉に関する情報は下記もご参照ください。
社団法人 サッシ協会
http://www.jsma.or.jp/Top/Use/tabid/107/Default.aspx
ドアクローザの調整方法について。
ドアクローザは扉を閉めることを目的に取り付けられており、開閉速度を若干緩衝する機能もありますが、危険防止のために扉を静止するまでの性能は持ちません。前述同様、扉の開閉操作時の急激な動きにはご注意ください。
常に閉扉スピードが速い、または遅いとお感じの場合には、閉扉速度の調整が可能ですので、お試しください。
※すべてのドアクローザが調整可能なわけではありません。下図は弊社の代表的なドアクローザの場合です。
【代表的なドアクローザの調整方法】
当社製のM600 シリーズの場合
長年ご使用いただいていると速度調整がうまくできないなど、当初の性能が維持できなくなっていることもあります。
調整が出来なかったり、油が漏れている等のトラブルの際は、お近くのサービス代行店に交換のご用命をお願いいたします。