iEL Zero（smart）解体（買いたい）新書

iEL Zero（smart）のひみつを徹底解剖！

スマートロックは、安全性と利便性を兼ね備えてこそ

利便性ばかりが求められがちなスマートロックですが、それだけで良いのでしょうか。
美和ロックのスマートロックは、本体だけでなく錠ケースやシリンダーなど、ほとんどの製品を国内自社工場で組み立てを行い、出荷前に品質検査をしています。トータルな品質をチェックできるからこそ、その性能すべてに自信を持ってお届けできるのです。

スマートロックの図解

スマートロックだけじゃなく、錠ケース等も美和ロックで造っているのか！

室外側グリップを室内側からねじ止め

美和ロックのiEL Zero（smart）は、室外側のグリップを室内側からねじ止めする固定方式のため、いたずらで持ち去られる心配もなく、使用中に外れてしまうような不安もありません。さらに、すべての部品が室内側からしっかりと固定されているため、長期間の使用でも安定した状態を保てます。

① 室外側グリップを扉（錠ケース）に挿し込みます。
② 室内側から取付板をねじ止めし、室外側グリップを固定します。
③ 上下の取付板にねじ2本ずつで固定します。
④ 室内側グリップを両サイド2本ずつのねじで固定します。

住宅向けに標準採用されている防犯サムターン

侵入に5分かかると約7割の侵入者があきらめるという警察庁のデータがあります。シリンダーと同様に、室内側のサムターンにも高い防犯性能が求められます。

美和ロックがスマートロックに標準採用している防犯サムターンは、サムターンの上下にあるスイッチを押し込んだ状態にしないと回らないため、穴や隙間から挿し入れた工具でサムターンを回す手口（サムターン回し）への対策として非常に有効です。

① 上下のスイッチを指でつまみます。
② 軽く押し込みます。
③ そのまま回します。

工具でサムターンを回す手口... ココに注目！

厳しいテストをクリアした製品をお客様の元へ

耐久性のひみつは、国内自社工場にある試験設備を使用して数々の耐久試験をクリアしているから。
美和ロックのスマートロックは「扉開閉耐久試験」「高温/低温環境下での性能試験」「擬似天候を作り出して降雨や紫外線照射をする表面処理性能試験」など、利用環境を再現した高度な専用試験設備による厳しいテストをクリアして製品化され、皆さまの生命と財産を守っています。

扉開閉耐久試験
低温環境試験
耐候性試験（サンシャインウェザーメーター）
※グリップが長いため、製品の一部を切断して試験しています。

塩害対策（耐食性能）等にも配慮

その他にも塩水噴霧試験や沸騰水試験を行い、メッキや塗装などの表面加工に対する耐食性能や、塗膜の密着性などを試験しています。

塩水噴霧後のiEL Zero
塩水噴霧試験機を開けたところ
沸騰水試験（塗膜の密着性をチェックする試験）

クロスカットをして塗膜の密着性をチェック

過酷な試験をして、塗膜が剥がれないかチェックしてるんだな！

夏に発生する錠前内部の結露は気が付きにくい

iEL Zero（smart）の中は電子部品でいっぱい。電子部品は一般的に水に弱いものです。最近の住まいは室内が1年中快適な環境ですが、室内外の境にあるiEL Zero（smart）は常に結露と戦っています。湿った空気が電子部品に届く環境が常態化すると、電子部品の腐食などを招き、早期故障につながります。